5月26日(金)コミュニティーパークにて学校法人東京女子学院・中等部の1学年を対象に、平和学習会を行いました。世の中にある様々な出来事について具体例をあげて説明するにあたり、悲惨な状況の中でも生き延びている人々の状況、どんなに貧しくても人として生きる力を持つ大切さ、また平和とは何か、人の幸せとは何か、などをお話させて頂きました。体験講演会では地雷除去活動において、模擬地雷原の体験や地雷除去機の体験乗車、模擬地雷の見学を行いました。地雷を除去すると共に、その地域の復興へのあり方について、SDGsを含めて「モノづくりを通しての国際貢献」についても説明させて頂きました。平和とは何か、地雷の被害・戦争の被害をどうすればなくす事ができるのかを考える一助になれば幸いです。いこいの杜コミュニティーパークにはアスレチック施設もありますので、最後に学生たち皆で伸び伸びと体を動かし、楽しんでおりました。
2023年2月28日、いこいの杜コミュニティーパークにて神奈川大学サッカー部、体験講演会を実施しました。コミュニティーパークでは初めての合宿となり、参加人数は49名で今回は2月28日から3月3日まで日程で行いました。また、今回はテーマを「モノづくりを通しての国際貢献」として講演を行いました。ウクライナ戦争によって世界が混乱している中において、モノづくり企業としてのSDGsの考え方を中心にお話させて頂きました。サッカー部の部員の皆さんには「何をやるべきか、何をしたいかわかっているいる人が強い」目的・目標意識をしっかり定める事により、プレーにおいても学習においても自分自身の能力が最大限に発揮されるのではないかと思います。今回の合宿を通して、沢山の体験が出来たのではないかと思います。学生やスタッフの皆様からも沢山のご意見やご感想を頂きました。それぞれの思いを胸に、これからもスポーツに、学習に、目標・目的をもって取り組んで頂き、社会に貢献できる人材となる事を期待しております。
【講演を聴いていただいた皆さんの感想】
何をするにも使命感と目標が人間の能力を最大限に高めるということ。自分の人生で成すべきことはそれぞれ違うとしても、「何をやるべきか、何をしたいかわかっている人間は強い」というお言葉には背中を押された気がした。自分は神大サッカー部のために何をやるべきか、何をしたいか・・・使命感と目標を持ちやっていきたい。
この国で生活していることが奇跡に近いほど悲惨なことが日常茶飯事で起きている内戦地帯などの第一線で活躍している雨宮さんの話には不思議なほど説得力や感情を揺れ動かす力があり自分の知らない世界での現状を知れた貴重な機会になった。また、自分の利益を追求するのではなく赴いた地で経済的な支援を行っていたり利他の精神を実行している姿を実際に映像や講演を通して学ぶことができ、これからの自分の人生の指針になるような学びになった。
貴重な講演会をしていただきありがとうございました。私の考え方や経験では全くついていけないほどの規模のお話で今回お話を聞けたことがとても貴重でした。いま私たちが生活出来ている当たり前の世界を当たり前と思わず、他人の考えや気持ちを考えていき、行動できるような人になりたいと思います。
実際、まだ社会的にSDGSをやってると言うことで良いと思っている中で、やることを明確にし、周りの意見を吸収することはサッカーのチームづくり、自分たちの活動に必要なことだと気づくことができました。ありがとうございました。
今回は貴重なお話、施設を提供していただきありがとうございました。普通に生きていれば詳しく聞くことがなかったお話を聞けて自分の財産になりました。
地雷の事を知っただけでなく、自分の持てるものを他の人に提供することや、他人の考えや生きてきた環境などに寄り添うことなど、社会に出て行く時に必要になることを教えていただけたので聞いただけで終わらせず、目的目標を持って行動に移していきたいと思います。
1月24日、北杜市にある「いこいの杜コミュニティパーク」にウクライナ国の地雷処理担当機関である非常事態庁の職員9名が、JICA主催の地雷撤去のための研修の一環として訪問されました。
まずはじめに、弊社社長雨宮誠から日建についての会社説明を行い、次に会長の雨宮清からこれまでの地雷除去活動についての説明を行いました。また、会場では明野保育園の園児による歓迎の歌の披露もありました。次に屋外に出て雨宮清が、実際に地雷除去機を操縦して性能を確認していただきました。また、ウクライナ国の地雷処理担当者の方にも試乗して頂き「訓練が必要だが、この地雷除去機は作業の時間短縮に効果が期待できる。」と期待の言葉もいただきました。
ウクライナ内務省非常事態庁の視察団が北杜市にあるいこいの杜コミュニティーパークの地雷除去機の視察に来訪されました。ウクライナでは国土の約3割にあたる17万4000k㎡が地雷やUXOなどが埋まっている危険地帯があると言います。この地雷やUXO等により、これまでの除去作業中に少なくとも77名の人員が死傷しているという状況でした。今回の視察団は日本への支援要請を検討している中、弊社の地雷除去機に着目して頂き、この地雷除去機の活躍により安全性が確保でき、手作業と比べて100倍近くの効率が上がり、また除去作業が終われば復興作業に使用する事が出来ると、大変有効性を感じて頂きました。実機に体験乗車して頂き、非常事態庁職員の安全確保と作業の時間短縮に非常に効果的とご感想を頂きました。また日建での地雷除去の経験を活かした体験講演を行い、日建の機材が世界で活躍している事を確認して頂きました。今回の歓迎としてウクライナ一行の皆さんへ、明野保育園の園児の皆さんによる歓迎の歌を歌って頂きました。今後、弊社として現地を訪れ、どの様な機材が適しているか判断し総合的な機材づくりを進めて行きたいと思います。
【ウクライナ非常事態庁の皆さんから、後日お礼のご連絡を頂きました。】
ニュースでの報道の通り、東部では再びロシアの攻勢が強まり、私の住むkharkiv州でも日々ロケットやミサイル攻撃があり、厳しい状況での仕事が続いています。そんな中で、日建さん訪問時に幼稚園児たちが歌ってくれた歌を思い出しながら日々頑張っています。園児たちは歌の中で、同じ空を見て、同じ道を歩こう、と歌ってくれました。日建さんや北杜市の皆さんの温かい歓待が私たちの心に深く刻まれています。本当にありがとうございました。
日建のパートナーであるカンボジア地雷除去センター(Cambodian Mine Action Centre, 通称CMAC)から招待され、11月22日、首都プノンペンで開催された、「カンボジア王国地雷除去30周年式典」に参加しました。会場には弊社の地雷除去機が展示されており、あらためてCMACと日建とのパートナーシップが深いものであることを実感するとともに、CMAC旧友との再会を喜びあいました。
11月28日、ヴァンフォーレ甲府の皆さんとバッタンバン州西部のサムロ地区にある地雷原を視察しました。ここでは日建のパートナーであるカンボジア地雷除去センター(Cambodian Mine Action Centre、通称CMAC)が対人地雷の除去を実施している場所で、弊社の地雷除去機と地雷探知犬を使って作業している場所です。戦時中に多くの地雷が埋設されたタイ国境にほど近いこの場所では、まだまだ地雷が残っており、人々の生活を脅かしています。
2022年11月29日、カンボジアは観光地としても有名なシェムリアップに事務所がある地雷除去NGOのAPOPOを訪問しました。APOPOはアフリカをはじめカンボジアなどでアフリカオニネズミを使うという独自な手法で地雷除去をしている団体です。
ちなみに地雷探知ネズミは通称「ヒーローラッツ」と呼ばれています。
ヒーローラッツはその鋭敏な嗅覚によってわずかな爆薬(TNT)の匂いをかぎ分けることできます。APOPOはカンボジア地雷除去センター(CMAC)と協力し、対人地雷除去の効率化に取り組んでいます。
日建の灌木伐採機(M307-V16)により植生伐採が行われ、その後にヒーローラッツが地雷探知をするという協業が功を奏し、対人地雷除去の効率化と安全性向上につながっているということです。
11月29日、ヴァンフォーレ甲府の皆さんとカンボジア地雷除去センターの博物館を訪問しました。CMAC博物館では、どうしてカンボジアが地雷や不発弾により汚染されてしまったのかという歴史とともに、これまでの30年にわたる地雷除去、不発弾除去の取り組みについて学ぶことができます。ベトナム戦争にはじまり、クメールルージュ時代の内戦などが学べるパネルをはじめ、対人地雷や対戦車地雷、砲弾、クラスター爆弾の模型が展示されており迫力があります。
11月30日、ヴァンフォーレ甲府の皆さんとシェムリアップに本拠地を置くプロサッカーチーム、アンコールタイガーFCのアカデミーを視察しました。カンボジアのサッカーといえば元日本代表の本田圭佑さんが代表チームの監督を務めるなど、サッカーにおいてカンボジアと日本のつながりが強くなっていますが、アンコールタイガーFCのオーナーも日本人。そんなことがあり、ヴァンフォーレ甲府による同チームのアカデミー視察と交流会が実現しました。アンコールタイガーFCのアカデミー選手からの質問を、ヴァンフォーレのトッププロ4名が答えるなど、貴重なプロとアマチュアの交流が行われました。