いこいの杜「コミュニティーパーク」が世界基準の平和教育施設に認定

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3月25日、北杜市の総合教育施設いこいの杜「コミュニティーパーク」にて「ピースフィールド」認定式が行われました。
世界各国でスポーツを通じた平和教育活動に取り組む英国のNPO法人「International Children’s Football Alliance(ICFA)」
より認定され、国内の施設が選ばれたのは初めてとなります。

 

この日はICFAのアーニー・ブレナン代表が訪れ、いこいの杜を「ピースフィールド」に認定し、この場所を「生きた遺産」と表現して頂きました。
また記念レクリエーションとして、ヴァンフォーレ甲府ジュニアユースや北杜市内のサッカークラブのメンバーと関係者(約100名)が集まり、
ブラインドサッカーやスポーツ鬼ごっこをして楽しみました。

「ピースフィールド」とは1941年第一次世界大戦時、イギリス軍とドイツ軍がベルギー・フランダース地域を戦場に激しく戦闘を繰り返していた中、
クリスマスの日に双方が休戦してサッカーをしながら平和の時間を楽しんだ伝説が今も受けつなげております。
この逸話のサッカーの舞台となったベルギー・フランダース地域を「ピースフィールド」とし、世界5大陸に63のスポーツ施設が認定されており、
いこいの杜が64番目となります。


第一次世界大戦で600万人が亡くなり、フランダース地域でも22万人の若者の命が失われたそうです。
今年の9月21日、国連平和Dayにこのピースフィールドから「平和への願い」を世界に発信したいと思います。

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2023年2月28日、いこいの杜コミュニティーパークにて神奈川大学サッカー部、体験講演会を実施しました。
コミュニティーパークでは初めての合宿となり、参加人数は49名で今回は2月28日から3月3日まで日程で行いました。
また、今回はテーマを「モノづくりを通しての国際貢献」として講演を行いました。
ウクライナ戦争によって世界が混乱している中において、モノづくり企業としてのSDGsの考え方を中心にお話させて頂きました。
サッカー部の部員の皆さんには「何をやるべきか、何をしたいかわかっているいる人が強い」目的・目標意識をしっかり定める事により、プレーにおいても学習においても自分自身の能力が最大限に発揮されるのではないかと思います。
今回の合宿を通して、沢山の体験が出来たのではないかと思います。
学生やスタッフの皆様からも沢山のご意見やご感想を頂きました。
それぞれの思いを胸に、これからもスポーツに、学習に、目標・目的をもって取り組んで頂き、社会に貢献できる人材となる事を期待しております。

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【講演を聴いていただいた皆さんの感想】

 

何をするにも使命感と目標が人間の能力を最大限に高めるということ。自分の人生で成すべきことはそれぞれ違うとしても、
「何をやるべきか、何をしたいかわかっている人間は強い」というお言葉には背中を押された気がした。
自分は神大サッカー部のために何をやるべきか、何をしたいか・・・使命感と目標を持ちやっていきたい。


この国で生活していることが奇跡に近いほど悲惨なことが日常茶飯事で起きている内戦地帯などの第一線で活躍している雨宮さんの話には
不思議なほど説得力や感情を揺れ動かす力があり自分の知らない世界での現状を知れた貴重な機会になった。
また、自分の利益を追求するのではなく赴いた地で経済的な支援を行っていたり利他の精神を実行している姿を実際に映像や講演を通して
学ぶことができ、これからの自分の人生の指針になるような学びになった。


貴重な講演会をしていただきありがとうございました。私の考え方や経験では全くついていけないほどの規模のお話で今回お話を
聞けたことがとても貴重でした。いま私たちが生活出来ている当たり前の世界を当たり前と思わず、他人の考えや気持ちを考えていき、
行動できるような人になりたいと思います。

 

実際、まだ社会的にSDGSをやってると言うことで良いと思っている中で、やることを明確にし、周りの意見を吸収することは
サッカーのチームづくり、自分たちの活動に必要なことだと気づくことができました。ありがとうございました。


今回は貴重なお話、施設を提供していただきありがとうございました。普通に生きていれば詳しく聞くことがなかったお話を聞けて自分の財産になりました。


地雷の事を知っただけでなく、自分の持てるものを他の人に提供することや、他人の考えや生きてきた環境などに寄り添うことなど、
社会に出て行く時に必要になることを教えていただけたので聞いただけで終わらせず、目的目標を持って行動に移していきたいと思います。

1月24日、北杜市にある「いこいの杜コミュニティパーク」にウクライナ国の地雷処理担当機関である非常事態庁の職員9名が、JICA主催の地雷撤去のための研修の一環として訪問されました。

まずはじめに、弊社社長雨宮誠から日建についての会社説明を行い、次に会長の雨宮清からこれまでの地雷除去活動についての説明を行いました。また、会場では明野保育園の園児による歓迎の歌の披露もありました。次に屋外に出て雨宮清が、実際に地雷除去機を操縦して性能を確認していただきました。また、ウクライナ国の地雷処理担当者の方にも試乗して頂き「訓練が必要だが、この地雷除去機は作業の時間短縮に効果が期待できる。」と期待の言葉もいただきました。

ウクライナ内務省非常事態庁の視察団が北杜市にあるいこいの杜コミュニティーパークの地雷除去機の視察に来訪されました。
ウクライナでは国土の約3割にあたる17万4000k㎡が地雷やUXOなどが埋まっている危険地帯があると言います。
この地雷やUXO等により、これまでの除去作業中に少なくとも77名の人員が死傷しているという状況でした。
今回の視察団は日本への支援要請を検討している中、弊社の地雷除去機に着目して頂き、
この地雷除去機の活躍により安全性が確保でき、手作業と比べて100倍近くの効率が上がり、
また除去作業が終われば復興作業に使用する事が出来ると、大変有効性を感じて頂きました。
実機に体験乗車して頂き、非常事態庁職員の安全確保と作業の時間短縮に非常に効果的とご感想を頂きました。
また日建での地雷除去の経験を活かした体験講演を行い、日建の機材が世界で活躍している事を確認して頂きました。
今回の歓迎としてウクライナ一行の皆さんへ、明野保育園の園児の皆さんによる歓迎の歌を歌って頂きました。
今後、弊社として現地を訪れ、どの様な機材が適しているか判断し総合的な機材づくりを進めて行きたいと思います。

【ウクライナ非常事態庁の皆さんから、後日お礼のご連絡を頂きました。】


ニュースでの報道の通り、東部では再びロシアの攻勢が強まり、私の住むkharkiv州でも日々ロケットやミサイル攻撃があり、厳しい状況での仕事が続いています。そんな中で、日建さん訪問時に幼稚園児たちが歌ってくれた歌を思い出しながら日々頑張っています。
園児たちは歌の中で、同じ空を見て、同じ道を歩こう、と歌ってくれました。日建さんや北杜市の皆さんの温かい歓待が私たちの心に深く刻まれています。本当にありがとうございました。

12月18日、ヴァンフォーレ主催の「大人のサッカー大会」がいこいの杜で開催されました
230名23チームが参加し、弊社からも1チーム参加しました。
また、家族で参加する人も多く、楽しいひと時を過ごしていただけたと思います。サッカーを通じて色々なチームと交流することができました。

ありがとうございました。

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11月22日(火)、北杜市いこいの杜コミュニティーパークにて、5年生の児童24名を対象に体験講演会を行いました。

 

今回の講演では、「モノづくりを通しての国際社会への貢献」をテーマに行いました。

実際に地雷が爆発する映像や、地雷被害の映像等を見て、地雷の恐ろしさを感じ取れたのではないかと思います。

模擬地雷原の体験では手作業による地雷除去の大変さを体験して頂き、実際の地雷除去機にも触れる事で、今回のテーマについて体感もして頂けたと思います。

また児童たちからは積極的な意見や質問が飛び交い、国際社会の一員として、今後平和について考える良いきっかけになって頂ければ幸いです。

いこいの杜コミュニティーパークにはアスレチック施設もありますので、最後に児童たち皆で伸び伸びと体を動かし、楽しんでおりました。

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2022年11月16日(水)、総合教育施設コミュニティーパークにて、1年生の学生30名を対象に見学会及び体験講演会を行いました。
今回は地雷除去・平和構築を基本にSDGsをについてお話させて頂きました。

SDGs(持続可能な開発目標)は「誰一人取り残さない」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。

弊社が行うSDGs活動としては、貧困や飢餓を無くす事為に、地雷原の復興としてインフラ整備及び農業開発の推進を行う等の一例を紹介させて頂きました。

 

本講演会は、「モノづくりを通しての国際貢献」をテーマに行い、戦争や紛争での悲惨さ、
「地雷」の危険性、命の大切さを「国際理解」の一助として心に留めて頂きました。

地雷除去活動において、模擬地雷原の体験や地雷除去機の体験乗車、模擬地雷の見学を行いました。

SDGsの1~17項目の持続可能な開発目標について、実例を元に皆さんの理解が深まったと思います。
また学生自身の将来の展望を自ら考える材料に役立て、未来に向かって目的・目標意識を持って頂き、
社会に貢献し世界で活躍できる人材となって頂けたらと思います。

10月21日(金)、北杜市いこいの杜コミュニティーパークにて、6年生の生徒61名と保護者を対象に体験講演会を行いました。
今回の講演会は、児童の豊かな心の育成を目指す目的として「心の教育授業」の一環とし、
6年生の総合的な教育として、平和教育、ものづくりの知識を深めることを内容としました。
講演では、「モノづくりを通しての国際貢献」と「人づくり・モノづくり」について話を行い、
実際に地雷が爆発する映像や、地雷被害の映像等を見て、地雷の恐ろしさを感じ取れたのではないかと思います。

模擬地雷原の体験では、樹木や雑草の生い茂る中、地雷原を探求する事の難しさを実感できたと思います。また実際の地雷除去機に触れ、その大きさに感動している様子でした。

 

今回の体験講演の内容を通じて、今こうして平和に暮らす事が出来ることは、とても尊いものであると感じてもらいたい。6年生の児童が平和について考え、そして命の尊さを学び、「心の教育」として児童の皆さんが「命」について考えるきっかけになればと思います。

 

講演を聞いていただいた皆さんの感想

 ・今回はお忙しい中、地雷除去機について教えていただきありがとうございました。今回のお話しを聞き、地雷の怖さがよく分かりました。地雷の被害にあう人の40%が子供だと聞き、命の大切さを改めて考えました。改めて、今回はありがとうございました。大きな成長ができました。

 ・雨宮さんが言っていた、「何をすべきか、何をしたいかわかっている人は強い。」という話を聞き、私はしっかり目的をもち、しんねんをもち、未来をもって、未来を信じて、自分で未来を創造する!そのためにもいつも感謝を忘れない!今日は本当にありがとうございました。

・今回は、お忙しい中「地雷除去」の事を教えて下さりありがとうございました。

今回の講演で1番心に残ったのは、「地雷」は人をケガさせる道具ということです。まさに「生かさず殺さず」でした。でも日建さんは、そのような道具を除去する機械をつくっていて、そういう機械がもっともっと増えたら、世界が平和になると思いました。

 ・今回のお話を聞いて、私は雨宮さんのような、多くの人を助けるものを作れる人になりたいと改めて思いました。地雷について、詳しくはありませんでしたが、お話を聴いていく中で「人を生かしたまま苦しませる」というところが特におそろしいと感じました。だからこそ、地雷と戦う雨宮さんはすごいなと思いました。私も、雨宮さんが教えてくれた「ちえとアイデア」を忘れずに人を助けられるものを作りたいなと思います。

 ・雨宮さんの話を聞いて、地雷の恐ろしさと、苦労を知りました。地雷は人にけがを負わせるものであり、不幸にしてしまう恐ろしいものです。地雷除去機は、沢山の人の命を救っているすばらしい機会だと思いました。人々の笑顔を取り戻し、一人でも多くの命を救いたい、そんな思いが詰まっているのを感じました。

・雨宮さんの「死ぬまで地雷の仕事をしたい」という言葉に心をゆさぶられました。私もしょうらい、みんなの為に動ける人になりたいです。本当にありがとうございました。

弊社が支援している「コミュニティーパーク」(北杜市明野浅尾)がいよいよオープンしました。
このコミュニティーパークは総合教育施設として、
平和ミュージアムや地雷除去機の乗車体験、運動施設やキャンプ場等を有しています。
8月8日には、北杜市との災害防止協定を結び、市内で地震や水害などの大規模災害が発生した場合は
市民の一時避難場所として平和ミュージアムを開放する事となりました。

8月20日のオープニングセレモニーでは、地雷除去支援で親交がある公明党の山口代表、長崎知事、
上村市長、中谷衆議院議員をはじめ、約140名の皆様が出席されるなかテープカットが行われました。
セレモニーでは、平和体験講演会や地雷除去機の説明や、施設内の案内、
サッカー場ではオープニング試合が行われ、多くの方にご満足頂けたのではないかと思います。

今後、国際貢献活動として平和ミュージアムを活用し、世界の紛争後の復興に伴い復興やインフラ整備
などの技術訓練教育などを行っていきたいと思っております。

また、施設を通して様々な人達が集い交流でき、教育として人材育成の拠点や、スポーツ・文化と国際交流の場として、
山梨県におけるSDGsを根本とした地域創生を目指しております。

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