ニュース 2016年

アフリカビジネスネットワーキングフェア2016に出展

2016年3月24日

3月24日(木)、大田区産業プラザPiOにて開催された「アフリカビジネスネットワーキングフェア2016」 に参加いたしました。弊社の海外向け事業として、世界各地への対人地雷除去機販売実績と ミャンマ地方電化プロジェクト事業における取り組みをパネルとポスターで紹介いたしました。
本フェアは、独立行政法人日本国際協力センター(JICA)と、 一般財団法人日本国際協力センター(JICE)が開催するものです。 アベイニシアチブのスキームで日本の各大学の修士課程へ在籍している アフリカ諸国からの産業人材を日本の企業関係者と交流させようというのが趣旨です。

第2回目の今回は、33ヶ国から約300名の留学生と133企業が参加しました。 弊社は、このうちスーダン、南アフリカ、エジプト、モザンビーク、モーリタニア、セネガル、エチオピア、 ケニア、カメルーン、タンザニア、ナイジェリア、ルワンダの12ヶ国23人の留学生と意見交換をすることができました。 民間企業に所属する方や教育関係者はもちろんのこと、各国の政府から派遣されている人材も多く、 ここで繋がりをつくり最新情報を収集しておくことは、今後アフリカでのビジネスを展開する上で有意義であると考えられます。
アフリカ2ヶ国を含む対人地雷除去機のこれまでの納入実績ならびにミャンマ国で進行中のマイクロ小水力発電システムを用いた地方電化プロジェクトを紹介いたしました。
これまでに弊社は、モザンビークとアンゴラを含む11ヶ国に113台の対人地雷除去機を納入してきました。 現在モザンビークでは2台が、アンゴラでは32台が稼働中であり、地雷原で活躍していることを紹介いたしました。 また、納入に当たっては専門技術者を派遣し技術指導をパッケージとして提供していること、 それに本機材が道路建設や鉄道敷設等のインフラ整備にも活用できることを紹介したところ、 皆様大いに関心を持たれておりました。今後モザンビークやアンゴラ以外のアフリカ諸国にも納入されることが期待されます。

各国人材と交流してゆく中で以外に感じられたのは、 南アフリカ出身者が同国におけるマイクロ水力発電の必要性を強く説いていた事です。 アフリカ諸国の中でも先進的なイメージの強い南アフリカの電力事情は、 良いものと思い込んでおりましたが実情は全く異なるようです。 加えて同国の電力はその90%以上を石炭火力に頼っているため、近年、環境への負荷が著しく、 課題解決のため代替エネルギーとしての太陽光発電やマイクロ小水力発電などの再生可能エネルギーに注目が集まっているとのことでした。

小水力発電装置

太陽光パネル

弊社の海外向け主力製品である対人地雷除去機、 ミャンマで進行中の地方電化プロジェクトのために開発したマイクロ小水力発電システムともに大変興味を持って頂きました。

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