ニュース 2015年

日本・ミャンマー外交関係樹立60週年記念
小水力発電・ソーラーパネル(ハイブリッド型)設備贈与、及びサッカー教室の開催

2015年11月11日

 ミャンマー連邦共和国マンダレー州ターフラアエ村の無灯火地域(175世帯)へ、 三菱商事株式会社・一般財団法人大和日緬基金のご協力によりハイブリッド型電気設備を贈与致しました。

 ミャンマー連邦共和国は乾期と雨期があり、乾期は流量が少なくなるため水力発電の発電力が低下します。 雨季は日射時間が少なくなるため太陽光発電の発電力が低下します。ハイブリット発電はこの両者の短所を補完し合うため、 年間を通して安定した電力を供給することが可能となりました。 今回のプロジェクトは2014年から約1年間かけて、現地調査を行い、その状況に応じて開発・設置を行い、完成に至りました。

 発電した電力は、一度蓄電池に蓄えられ、充電BOXを介して小型のバッテリーに充電されます。 この小型バッテリーを持ち出すことで夜間の外出、家庭での調理や団らん、 学校や家庭での学習環境が改善されました。また、夜間の農作業やアイガモの飼育にも役立ち、 部落全体が明るくなった事で人々の暮らしや心も明るくなったと思います。

無電化地域支援(ハイブリッド型発電機設備完成)

 サッカー教室では記念品としてヴァンフォーレ甲府のユニフォーム及びボールを贈呈致しました。 子供たちは真新しいユニフォームに袖を通し、力強く新しいボールを蹴り、溢れんばかりの喜びを表現してくれました。
 今回の贈与では、家庭環境が明るくなり、部落全体が明るくなり、そこに暮らす人々の心も明るくなったという 喜びを皆様から感じ取る事ができました。また、国際交流の一環として、 スポーツを通し、ミャンマー連邦共和国と日本国の絆が一層強くなったと感じました。

ニュース記載の内容は、発表日現在の情報であり、その後予告なしに変更される場合もありますので、ご了承ください。