10月10日(金)、北杜市いこいの杜コミュニティーパークで、韮崎北東小学校6年生のみなさんと保護者、学校関係者など65名を対象に体験講演会を行いました。
この講演会は、児童の豊かな心を育む「心の教育授業」の一つとして、平和の大切さやモノづくりの素晴らしさを学ぶことを目的に開かれました。
今回は、「モノづくりを通して世界に貢献すること」や「人づくり・モノづくりの大切さ」についてお話しました。地雷が爆発する映像や、実際に地雷の被害を受けた人々の映像を見ながら、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けていました。
モノづくりで大切なのは「相手の立場に立って、相手が何を望んでいるのかをしっかり考えること」、そして「使命感を持ち、目標を持って取り組むこと」をお話しました。
そして、実際に使われている地雷除去機を見学し、その大きさや仕組みに触れながら、子どもたちはモノづくりの力を実際に感じ取りながら、真剣に観察していました。
今回の講演を通して、子どもたちが平和や命の尊さ、そしてモノづくりの力について学び、この経験が、未来に向かって一歩を踏み出すきっかけになることを期待しています。(写真下に児童の感想文を追記しました)
児童の皆さんからたくさんの感想をいただきました。
一人ひとりが感じた思いや気づきを、自分の言葉で一生懸命に書いてくれました。
どの感想にも優しさや平和への願いが込められています。
その中から、いくつかの感想をご紹介します。
世界にはまだたくさんの地雷が埋まっていて、戦争が終わっても人々を傷つけ続けていることを知りました。
地雷をなくすために命がけで働いている人たちの勇気とやさしさに心を打たれました。
私もいつか、誰かの笑顔を守れるような平和な世界づくりに力を合わせたいです。
カンボジアには600万個もの地雷があり、子どもたちが安心して遊べない場所があると聞いてとても悲しくなりました。
私たちが当たり前のように安全な場所で過ごせていることは、決して当たり前ではないのだと気づきました。
これからは、今の暮らしにもっと感謝しながら毎日を大切にしたいと思います。
地雷を取り除く仕事はとても危険なのに、それでも人の命を守るために続けている人たちがいることを知り、胸が熱くなりました。
自分の命をかけて他の人を助けようとする姿は、本当の強さだと思います。
私も人のために頑張れる優しい心を持ちたいです。
戦争が終わっても、地雷のせいで今も苦しんでいる人がたくさんいることを初めて知りました。
爆弾や武器がなくなって、誰もが安心して笑い合える世界になることを心から願います。
そのために、私たち一人ひとりが平和を守る気持ちを大切にしていきたいです。
地雷を作ることも使うこともやめて、みんなが助け合いながら生きられる世の中になってほしいと思いました。
雨宮さんのように、困っている人のために行動できる人はとてもすてきだと思います。
私も周りの人を思いやり、少しでも誰かの力になれる人になりたいです。
地雷のお話を聞いて、改めて命の大切さを強く感じました。
私たちは安全な場所で過ごせることを当たり前に思わず、たくさんの人の努力の上に成り立っていることを忘れないようにしたいです。
これからも感謝の気持ちを持って生きていこうと思いました。
