講演会レポート 2019年

山梨市立加納岩小学校にて見学会及び講演会を実施

2019年1月9日

1月9日(水)、日建・本社にて、5年生の生徒58名を対象に見学会及び講演会を行いました。 今回の講演会は、「世界とつながる日本の工業~国際貢献とものづくり~」をテーマに、 5年生の学習の一環として、国際理解教育、平和教育、ものづくりの知識を深めることを目的としました。 工場見学では、被弾した運転席やアタッチメントを見て、地雷の恐ろしさを感じて頂けたと思います。 また実際に機械に触れ、その大きさに感動している様子でした。 講演では実際に地雷が爆発する映像や、地雷被害の映像等、刺激の強いものもあったかもしれません。 しかし、講演の映像は実際に今も世界のどこかで起きている事を知り、 今こうして平和に暮らすことができることはとても尊いものであると感じてもらいたい。 高学年の児童が平和について考え、国際社会に生きる一員として、 どのように関わっていくかについて考えるきっかけになればと思います。

参加されたみなさまの声

  • 私が今回の学習で一番驚いたことは地雷が世界120ヵ国に1億個もあることです。しかも地雷の種類もたくさんあるという事 にも驚きました。ただ、個人的に自分が一番いやな地雷は「対人地雷」です。人を殺さずに苦しめるというのはそれを受けた人が 一番不自由で悲しいです。写真だけでは分かりにくかったけれど今回の映像を見て地雷の爆破範囲がよく分かりました。 次に悲しいなと感じた所は、自分たちが生まれた故郷に地雷を埋められていたところです。内戦がおきて、違う国に逃げているときに 地雷を埋められて、生活する間も、地雷を踏んで爆発に巻き込まれてしまうことなんて、日本ではそんなことありません。 最後に、今の平和でおだやかで安心して暮らせる日本に心から感謝して生きていきたいと感じました。
  • 雨宮清さんの講演と地雷除去機の見学をしてきました。特に地雷除去機の工夫にはおどろきました。 地雷除去機はまず、地雷を爆発させます。しかし、爆発した地雷の破片が残ってしまいます。地雷を爆発した後、 そのまま走っていれば破片が取れるように磁石もつけられていて、手間が省けるようになっています。 また、一番後ろには畑を耕す仕組みになっていて、耕す手間も省けます。このような工夫を思いつくのは、 雨宮さんが現地に行き、その国にあった地雷除去機を考えているのだと思います。 私は今まで地雷のことを何も知りませんでした。しかし、この学習を通して地雷で苦しんでいる人がいるのだと 初めて知りました。これからは、今、人の為に何ができるかを考え行動したいです。
  • 私はこの学習をとおして地雷の怖さや地雷除去機について詳しく知ることができました。 映像の中に地雷が爆発するところがあって私はそれを見ておどろきました。地雷はもっと小さく爆発するものだと おもっていたのであんなに大きく爆発していてすごく驚きました。 地雷がある区域に住むという事はいつ自分が地雷の被害にあうかわからなくてすごく危険なことだからなぜそこに 住むのか疑問に思いました。でもそこに住んでいる人はそこしか住むところがなく、仕方なく住んでいることを知り とてもかわいそうだと思いました。今日の授業で雨宮さんから「モノづくりは自分のためではなく相手のことを考えることが大切」 という事を教えていただいてとても勉強になりました。
  • 今回は地雷について学び、その地雷にたいし雨宮さんがこれまでしてきた事についてのお話を聞いた。 地雷とは、人が通った瞬間に爆発し、無差別に傷つける事から「悪魔の兵器」と呼ばれている。 地雷は世界120ヵ国で約1億個も埋まっていることを聞き驚いた。もし、自分の家の近くに地雷が埋まっていたらどうなるだろう。 どこに埋まっているか分からず、爆発したら大けがしたり、死んでしまう可能性もある。ぼくはこわくて庭で遊べないし、学校に いく事もできないだろう。そんな地雷を取り除くため、雨宮さんは4年かけて地雷除去機を開発した。雨宮さんの会社には地雷除去機が展示されていた。 ぼくが想像していたものよりもあまりにも大きくて驚いた。講演で外国の人が地雷の爆発で苦しんでいる様子を見て、地雷除去機を命がけで開発した 雨宮さんは、とてもすごいと思った。そして、世界中の地雷がなくなり争いの無い平和な世界になってほしいと、とても強く感じた。
  • 地雷のことについて教えてくれて、ありがとうございました。地雷は人を殺してしまうもので とても危ないものだと思いました。今もまだ地雷が残っていると聞いておどろきました。 地雷の種類は20種類もあるなんておどろきました。対人地雷の目的は人間に怪我を負わせることと聞いて、 本当に地雷は怖いと思いました。だけど、その地雷をなくすために、雨宮さんがカンボジアに行ったときに 地雷を見て日本の技術力で地雷をなくすことができないかと思い、チームを組んで4年かけて第1号機の地雷除去機が できてすごいと思いました。 地雷原だった危険な場所も今は、田畑や果樹園などになっていて雨宮さんはすごい人だなあと改めて思いました。
  • 今回の学習で地雷の怖さを知った。その中で特に怖かった地雷は対人地雷。 この地雷は人を死なせるのではなく、人間に怪我をさせるという地雷。この地雷で手がない、足がないという人も多くいる。 この人たちは約3~4年に1度骨を3㎝ほど切る手術をする。これをぼくは初めて知った。 ある国では、納入した地雷除去機で多くの人の命を救い、機械の後部分で畑を耕した。しかし、まだ地雷を除去した面積は970㎢で 地雷が埋まっている面積は4144㎢と、だいたい山梨県位なども知り、ぼくはまだそんなに残っているのかとおどろいた。 今もこうして人々が苦しんでいる状況を雨宮さんの地雷除去機で助けることを何よりもすごいと思った。

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