講演会レポート 2018年

宮城県仙台東高等学校 グローバルウィーク国際講演会

2018年11月9日

平成30年11月9日、宮城県仙台東高等学校・体育館においてグローバルウィーク国際講演会を実施しました。 本校では、国際社会の諸問題に対して広い視野と問題意識を持ち、地球市民の一員として社会のために貢献出来る生徒の教育を目指し、創立以来、国際理解教育と国際交流活動に力を入れています。 今回の講演では、世界各国の地雷汚染地域でおきている出来事について具体例をあげてお話ししました。 日本の技術力により地雷を除去し、その後のインフラ等を含め、復興についても工夫している事をご説明しました。 モノづくりの原点は人づくりであり、知恵とアイデアを出す事でよりよい製品が提供できます。 機材の提供においては必ず相手の立場に立ってモノづくりをすることが一番大切ではないかと思っております。 今回の講演を通して、学生一人ひとりの国際社会の諸問題に対する考え方の一助となれば幸いです。

参加されたみなさまの声

  • 地雷の埋設状況は想像以上に深刻で、すべて除去し終えるのは果てしなく遠い未来だという現実を知った。 それを変えるにはモノづくりを通して一気に除去できる機械を開発することが大事だということがわかった。 自分には関係のない話だと思っていたが、日本には他人の役に立ちたいと行動する方たちや企業が多くあって、 除去後の復興まで見通している点がすごいと思った。
  • 地雷の爆発で土地が荒れ果てたり、近づくことのできない区域に指定されたりして、 多くの人々が畑仕事などを中断させられ、収入が減り、家計が苦しくなる中、 雨宮さんの機械で地雷を除去した後に畑が整えられて地元の人々はとても助かっていると思った。 それでもまだまだ多くの人が恐怖と貧困にさらされているのも事実なのだと感じた。
  • モノづくりは自分が満足するものではなく、相手を一番に考えて為すべきものだとわかった。 地雷をただ除去するだけでなく、その後のその地域の復興も考えていて、感銘を受けた。 かつて地雷原だったところに畑や小学校が作られ復興して行くようすがよかった。
  • カンボジアでは、地雷を除去し農地にしたことで、食料の調達や輸出によってお金が入り、 子どもたちが学校に行けるようになって来ている。人を助ける機械の開発に必要なのは技術だと思っていたが、 地域に寄り添い、復興について考えることが大切だとわかった。
  • 国際的な援助は経済面だけではなくさまざまであると、知識が広がった。 雨宮さんの子どもたちを助けたいという強い思い、地雷除去機を作り学校まで建てる行いにとても感動した。 安全に学校に通い、畑を作る現地の人々の笑顔を見て、私もたくさんの人をそうさせたいと強く思えた。 雨宮さんの「誰かの役に立ってほしい。そのためには他人と違うことをする。」という言葉を心に置き、 勉強にいっそう励み、たくさんのことに挑戦して行きたい。そして使命感と目標を持ち続けて行きたい。
  • 世界にはまだたくさんの地雷が埋まっており、1日に72人もの方が死傷していることにとても驚き、 残念な思いでいっぱいになった。しかし、雨宮さんを始めとする多くの日本人が、 自分の命を懸けてまで努力していることにとても感動した。今、私ができることは限られているが、 勉強したくても十分な教育を受けられない子どもたちの分まで、本気になって勉強したいと思った。

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