講演会レポート 2013年

サマーコンファレンス2013メインフォーラムに参加

2013年7月

 この度は、サマーコンファレンス2013のメインフォーラムにパネリストとしてお招き頂きました。 サマーコンファレンスは、公益社団法人日本青年会議所が主催し、 各界を代表する講師によって政治・経済・社会など様々なジャンルのフォーラム・セミナーを行い意識の喚起を行っています。
 本年のサマーコンファレンス2013では「新しい時代への燈火となれ!~私たちの決断が日本を変える~」を開催テーマとし各ファンクションにおいて様々な切り口で日本が抱える問題の具体的な解決策を打ち出し、 解決の先にある未来像を示しています。
 弊社といたしましても、このサマーコンファレンス2013を契機に、 私たち自身がこの国を担う一員として国づくりに対し真剣に考え、 更なる行動をしたいと考えています。

 今回のメインフォーラムであるパネルディスカッションでは、池田健三郎氏にコーディネートして頂き、 岡崎久彦氏、竹田恒泰氏と共にパネリストとして参加させて頂きました。以下に講話内容の抜粋を記載します。

<論点① 「世界のどの国も経験のない日本の状況について」>

 今日、日本では、「モノづくり」「ヒトづくり」が失われつつあります。 かつての日本は、技術者を育成し、モノをつくることで経済成長を遂げてきました。 しかし、バブル経済が破綻して以降、グローバル化が加速し、 特に製造業は製造拠点をコストの安い海外へと移しています。日本の中だけで、 ビジネスが成り立つ時代は終わりを告げました。しかし、人をつくることなしに、 モノをつくることはできません。日本の製造業の多くが20年近く低迷を続けているのは、 核心である「ヒトづくり」を忘れてしまったからだと私は考えています。
 弊社の地雷除去機は、カンボジアやアフガニスタンでの実績が評価され、 活動範囲はアジアだけでなく中南米、アフリカ諸国へと広がっています。
 外国には、日本の中に居てはわからない、多くのチャンスがあります。私は日本の若者たちに、 もっと外国へ出てほしいと願っています。景気低迷にあえぐ今だからこそ、若者たちが立ち上がるときです。 広い世界には、これからの未来を切り拓くきっかけがたくさん転がっています。世界に出て、 その手でチャンスを掴み取って頂きたいと思います。

<論点② 「世界の模範となる勇壮なる日本」>

 長年日本経済を支えてきた製造業は、ここ10年、新興国の追い上げもあり、衰退の一途をたどっています。 今後は世界貧困国のマーケットにも目を向け国際競争力を高めていく必要があると考えています。
 私の座右の銘は「技術者はモノづくりの挑戦者であれ」です。技術者は不可能と思われることにチャレンジし、 モノづくりによって、それを乗り越える。いつの世においても、新しい技術はそこから生まれてきました。 弊社は地雷原を農地に変えるという困難なミッションに取り組んで参りました。除去地域の自立を促すため、 地雷除去機にインフラ整備用のアタッチメントを付属しています。
 私には今、地雷除去を通じて実現したい夢が3つあります。1つめは、「地雷を世界から根絶すること」です。 もっとも長く活動を続けているカンボジアにおいても15年間で処理できた地雷の数は、 600万個のうち約46万個で、わずか数パーセントにすぎません。すべての除去が終わるまでには、 あと30年以上かかるともいわれています。
 従って2つめは、継続的に地雷除去を行うために、 「ボランティアではなく収益のあがる事業として地雷除去機の製造を継続していくこと」です。 弊社としては、地雷除去機を販売することで適正な利益をあげ、地雷原に住む人々は、 生まれ変わった農地から収穫を得るといったように、双方に利益を生み出す必要があります。
 3つ目は、「地雷除去活動を日本の国益にしていくこと」です。地雷除去を通じて、日本を世界にアピールします。 世界の国々とビジネスや社会貢献を通じてWin-Winの関係を築くことは、 資源もなく国土も小さい日本が国際社会で存在感を示していくためのひとつの方法だと考えています。
 私たちはこれからも、地雷除去を通じた“真の国際貢献”を問い続けていき、 “モノづくり”という日本の巧みの技術を世界中に提供します。その実現のためには、その国、その土地を知り、 ニーズを見極める機会が必要です。これこそが日本人が大切にしてきた価値観に基づく問題の解決であると考えます。

<論点③ 「日本の未来を描こう」>

 質の高い技術者を生み出し、後世代に優れた技術・技能を伝承していくことが大事と考えています。 当社ではアンゴラ・カンボジアなどから研修生を受け入れ、技術教育を積極的に行っています。 これからのマーケットはアジアだけではなく、アフリカや中南米に広がっています。 大学生や高校生はもっと外国で教育を受ける機会を作り出すべきだと考えています。グローバルな視野を身に着け、 日本人として世界を舞台に活躍できる人材の育成がこれからの日本の急務となっています。
 また、選挙制度を改定し、政治に若者の意見を取り入れる必要があると考えています。 現状では、若者の意見が反映されておりません。日本は高齢化社会なので、致し方ありませんが、 若い人の意見を選挙に取り入れて、これからのグローバル化に対応してくことが重要だと考えています。また、 国や制度任せではなく若者自身も立ち上がる必要があります。日本の企業の95%が中小企業です。つまりわが国、 日本を支えているのは中小企業です。中小企業の皆さん、今こそ底力を見せましょう。 今こそ我々が立ち上がる時です。

関連情報

お問い合わせ

お問い合わせは、以下のお問い合わせからお願いいたします。
講演のご依頼は、希望日時・人数・場所・ご連絡先(メールアドレス・ご担当者様名など)をご記入願います。