7月16日、ジットプラザ甲府にて開催された山梨県ニュービジネス協議会の定例会にて「モノづくりを通しての国際貢献」と題し、講演を行いました。
山梨県ニュービジネス協議会は、多様な企業が現業にとどまらず、新たな価値やイノベーションの創出を目指して集まっている団体です。
講演では、まず地雷被災地の現状と、現地の人々と共に進めている地雷除去機の運転指導や技術教育の取り組みについてご紹介しました。限られた資源と設備の中で、工夫と責任感を持って取り組む現場には、日本のモノづくり精神が息づいています。
重要なのは、こうした活動をボランティアで終わらせるのではなく、収益性のある事業として継続していくこと、そして地雷除去をした後にインフラ整備が進み、その土地で人々が再び農業を営み、生活が再建できるよう、Win-Winの関係を築くことです。
少子高齢化が進む日本では、今後さらに地域企業のグローバル化が求められます。だからこそ、相手国を理解し、対等な立場で信頼関係を築く力が必要です。
そして何より、「モノづくり」においては、相手の立場に立ち、何を欲しているかを考え、対等性、明確な目標、目的意識を持ち、そして“人を作らずして、モノは作れない”という考え方です。人づくりこそ、企業の原点であると私は考えています。
弊社としても、今後とも研究開発を進め、技術を確立することで、国際社会や地域社会にさらなる貢献ができるよう、邁進していきたいと思います。